千葉工業大学の未来ロボット技術研究センター所長である古田貴之氏。
彼のロボット開発の実績は世界中で高く評価され、福島第一原発対応ロボットの開発を通じて、日本だけでなく世界的に名を知られるようになりました。
今回の記事では、古田氏の経歴やプロフィールをサクッと紹介します。
また、彼が語る「ドラえもんやガンダムは本当に作れるのか?」という気になる話題にも迫っていきます。
古田貴之所長の経歴やプロフィール
古田貴之氏は、ビートたけしのTVタックルや、サンデージャポンなどに出演し、気になったいる方も多いと思います。
まずは簡単にプロフィールを紹介しましょう。
プロフィール
項目 | 詳細 |
---|---|
氏名 | 古田 貴之(ふるた たかゆき) |
生年月日 | 1968年生まれ |
出身地 | 東京都 |
職業 | 千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター所長 |
学歴 | – 青山学院大学 理工学部 機械工学科 卒業 – 青山学院大学 大学院理工学研究科博士後期課程 中退 |
経歴 | – 1996年:青山学院大学 理工学部 機械工学科 助手 – 2003年:千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター 所長 |
専門分野 | ロボット工学、AI搭載ロボット、全方位移動ロボットの開発 |
主な実績 | – 「morph」シリーズロボット開発 – 原発事故対応ロボット開発 – 全方位移動ロボット「ハルキゲニア01」 |
受賞歴 | 世界的な賞多数、原発対応ロボットで注目 |
特筆事項 | – 14歳で難病を克服し、ロボット研究に邁進 – 体重が一時45kgまで落ちるほど研究に没頭 |
趣味 | ロボット開発に没頭、特に食事や睡眠を削ってでも研究を進めることが多い |
古田氏のプロフィールを見ると、彼の人生はロボットへの情熱そのものであることがわかります。
幼少期から「鉄腕アトム」の天馬博士に憧れ、ロボット開発の道を歩んできた彼ですが、その背景には並々ならぬ努力と奇跡的な克服劇が隠されています。
古田貴之の経歴
経歴エピソード
古田氏は東京都出身で、2歳から7歳までインドで育ち、そこで日本人の高僧から教えを受けたといいます。
1971年、3歳の時に「鉄腕アトム」の天馬博士に憧れてロボット博士を志し、その夢を実現すべく、青山学院大学に進学しました。
14歳の時には脊髄の難病を患い、医師から余命8年と宣告されますが、奇跡的に回復。
その後は「自分の生きた証をロボット技術で残したい」と決意し、ロボット開発の研究に没頭しました。
青山学院大学理工学部で研究を進め、1996年に助手となり、2000年には世界初のAI搭載サッカーロボット「morph2」を開発しました。
彼の最大の功績の一つは、2011年の福島第一原発事故対応ロボットの開発です。
無人で危険な原発内部の作業を行うロボットを設計し、実際に現場で活躍したことから、世界的に注目されました。
古田貴之所長が激ヤセしたエピソード
古田氏の情熱は、研究に対する徹底した姿勢に表れています。
彼はロボット開発に没頭するあまり、体重が一時期45kgまで激減したこともありました。
これは彼の身長が190cmということを考えると、非常に痩せた状態です。
食事もサンドイッチ3切れとピクルスだけで過ごし、2週間以上寝ずに研究に打ち込むことがあったといいます。
彼自身は「飢餓状態になると頭が冴える」と語り、その情熱は普通の人とは異なる次元にあることがうかがえます。
ドラえもんやガンダムは作れる?
古田氏は、ロボット技術が進化すれば、理論的には「ドラえもんやガンダム」のようなロボットを作ることも不可能ではないと語っています。
しかし、現実的な課題としては、人間型ロボットを実際に生活に溶け込ませるためには、単に技術だけではなく、倫理や社会的な受容も必要です。
「ガンダムを作ることはできても、乗るのは危険」とも述べており、現実の技術とアニメの世界には大きな隔たりがあることも強調しています。
特にガンダムのような巨大ロボットは、重力や物理的な問題から現実には非常に難しいとしていますが、未来には可能性がないわけではありません。
まとめ
古田貴之所長の経歴プロフィールまとめ!ロボット博士としてドラえもんやガンダムは作れる?をテーマにお送りしました。
古田貴之氏は、ロボット工学の分野で世界的に活躍している人物であり、彼の経歴は多くの人々に勇気と希望を与えています。
14歳で難病を克服し、ロボット開発に情熱を注ぎ続けた彼は、まさに「未来を創る人」です。
激ヤセするほどの情熱を持つ彼の姿勢は、多くの人々に刺激を与え、ロボット技術が私たちの生活にどのように影響を与えるか、今後も大きな期待が寄せられています。
ドラえもんやガンダムのようなロボットは、まだ夢の段階かもしれませんが、古田氏のような天才がいる限り、その夢は遠くない未来に実現するかもしれません。