札幌ドームの山川広行社長の経営手腕が最注目されています。
札幌ドームはプロ野球・北海道日本ハムファイターズの移転後、過去最大の赤字を計上し、ネット上では山川広行社長の経営手腕を問う声が高まっています。
この記事では、山川社長の経歴、札幌ドームの経営危機の原因と、ネットの評判を紹介します。
無能ではない山川広行社長の経歴は銀行マンからドーム経営へ
山川広行社長は、経済界では比較的知られた存在です。
1956年旭川生まれの山川氏は、79年に北海道銀行(道銀)に入行し、札幌駅前支店長、常務執行役員地区営業担当、
専務執行役員本店営業部本店長、取締役副頭取などのエリートコースで地方創生プロジェクトなどに携わりました。
道銀でのキャリアは長く、2010年代に入り、地方創生の一環として札幌ドーム運営に関与するようになり、2017年には札幌ドームの社長に就任しました。
決して無能ではなくむしろかなりの実績があった感じです。
道銀時代には、地域経済の活性化に貢献したとされる山川氏ですが、札幌ドームでの経営は厳しい状況に直面しています。
ドーム経営では、ファイターズの移転という大きな変化に対応しきれず、経営手腕が問われることとなりました。
山川広行社長の札幌ドーム経営危機、赤字6.5億円の背景
2024年6月21日、札幌ドームは定時株主総会で、2024年3月期決算の最終損益が過去最大の6億5100万円の赤字であったと発表しました。
この赤字額は当初の予想を大きく上回り、予想の2倍以上となっています。
プロ野球チーム・北海道日本ハムファイターズの移転が、経営に大きな影響を及ぼしたのは明らかです。
「長らく本拠地として利用いただいたファイターズが、新球場に移転したことに伴い、大きな経営環境の変化が現実のものとなりました」
と山川社長は語っています。
移転後の影響で、売上高は2001年度の開業以来最低の12億7100万円にとどまりました。
この背景には、ファイターズ移転により試合開催日数が減少し、平日のイベント開催が難しくなったことや、
広告収入源となるネーミングライツの契約が締結されていないことが挙げられます。
山川広行社長は無能とのネット上で批判の声
札幌ドームの赤字拡大を受け、ネット上では山川社長の経営に対する批判が相次いでいます。
特に、山川社長の発言や経営判断に対する不満が多く見受けられます。
「見通しが甘かったのでは」という指摘
多くのコメントで、「見通しが甘かった」との指摘が見られます。
あるユーザーは、
「見通しが甘かった、には抵抗がある。思惑通りいかなかったのは事実だが、挑んだことに変わりはない」
とする山川社長の発言に対し、
「挑んだことが進まなかったのは事実であり、現実を直視すべき」と厳しい意見を述べています。
プロ野球をやらせてくれない?
山川社長の
「平日にプロ野球をやれたらいいが、やらせてくれないのでね」
という発言にも、批判が集中しています。
「プロ野球をやらせてくれないと言うが、やらせてもらえるように交渉するのが運営会社の仕事だ」
と指摘する声が多く、経営陣の責任を問う意見が目立ちます。
ファイターズ移転の影響
「札幌ドームが無理をしてでも日本ハムファイターズに寄り添っていたら、今頃エスコンは無かったのだろうか」
という声もあります。
このコメントにあるように、ファイターズとの関係を重視しなかったことが、移転を招いたとの見方が広がっています。
無策経営への失望
「無能と言われるのも無理はない。ファイターズが移転することを予想できなかったのは重大な失策だ」
と指摘する声もあります。
さらに、「道銀での実績は素晴らしいかもしれないが、札幌ドームの経営には全く通用していない」
との辛辣な意見も見受けられます。
新モードの不発
「新モードに10億円もかけてこの結果。何を考えているのか理解できない」
と、新モード導入に対する投資の効果に疑問を呈するコメントも多いです。
「黒い幕で客席を仕切るだけで10億円は、費用対効果を無視した無謀な投資」
との声も上がっています。
山川社長の反論と今後の展望
山川社長は、24年度には年間のイベント開催日数を22年度並みの123日を目標に掲げ、命名権や広告枠の販売促進に取り組み、黒字化を目指すとしています。
「思惑通りいかなかったのは事実だが、挑んだことに変わりはない。その辺をカバーして24年度の黒字化を目指したい」
と述べ、見通しの甘さを指摘する声には反論しています。
「新モード」の導入
札幌ドームは中規模なコンサートに対応するための「新モード」を導入しましたが、利用は低調で、年間での運用目標6日に対し、実績はわずか3日間にとどまりました。
これについて、「黒い幕で客席を仕切り中規模コンサートに対応した新モード」としながらも、改修に10億円をかけたことに対する批判も見られます。
まとめ
札幌ドームの経営危機と山川広行社長に対する批判は、ファイターズの移転が大きな要因となっています。
見通しの甘さや無策な経営判断が、赤字拡大の一因とされています。
今後、どのように経営を立て直し、黒字化を目指すのか、山川社長の手腕に注目が集まっています。
札幌ドームの未来は、山川社長のリーダーシップにかかっていると言っても過言ではありません。
市民の声や批判を真摯に受け止め、具体的な改善策を講じることが求められています。