虎に翼 寅子が披露宴で歌った曲はうちのパパ?モン・パパ?

虎に翼寅子歌ったモンパパがポンキッキーズでも

NHK総合で放送された連続テレビ小説『虎に翼』は、女性が初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんをモデルにした物語です。

その中で、伊藤沙莉さん演じる主人公の寅子が友人と兄の結婚披露宴で歌った曲が、視聴者から大きな注目を集めました。

その曲とは、「モン・パパ」です。

この曲は、実は過去に子どもたちに愛された番組「ポンキッキーズ」でも歌われたことがあります。

今回はこの話題をお送りします!

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目次

寅子が披露宴で歌った曲は「モン・パパ」

https://twitter.com/asadora_nhk/status/1775664098790998113?s=20

朝ドラ「虎に翼」で伊藤沙莉さん演じる寅子が友人と兄の結婚披露宴で歌った曲はモン・パパです。

オケなしのアカペラでした!

さすが、梅丸少女歌劇団を目指していた寅子だけに上手ですよね。

「モン・パパ」はシャンソン

「モン・パパ」は、1930年にフランスで公開された映画『巴里っ子』でジョルジュ・ミルトンが歌ったシャンソンです。

この歌は、家庭内での性別による役割やパワーバランスをユーモラスに描いたもので、ママが強くパパが弱いという設定が面白おかしく表現されています。

直訳したらこんな感じです。

わたしの両親は全く釣り合っていません
お父さんは背が低く、とても不格好です
一方でお母さんは背が高く、美しく、スポーツをします
父は母といるといつも間違っている…

彼女はいつもパトゥーからドレスを注文します
でも、お父さんの服は「それを取ってきて」からです。

似合わない服はいつもお父さんのため
最も美しい衣装はお母さんのため
配達人はいつもお母さんのため
請求書はいつもお父さんのため
古いパジャマはお父さんのため
魅惑的な下着はお母さんのため
彼女の靴はおしゃれだけど、一番汚れた靴下
大きな穴の開いたのはお父さんのため。

お母さんにはいつも素敵な贈り物がされます
お父さん、この間抜けには皮だけが渡されます
毎年、彼女の記念日には、お母さんは喜ぶ価値のある物をもらいます
彼女にはアート作品やリザード皮のバッグがあります
でもお父さんには、毎回もらうものを見てください。

ベゴニアの鉢はお父さんのため
でも大きなダイヤモンドはお母さんのため
最も素晴らしいものはいつもお母さんのため
最も醜いものはいつもお父さんのため
小さな手帳はお父さんのため

日本では、昭和初期に宝塚歌劇団がこの曲を取り入れ、その後「エノケン」こと榎本健一さんによって大ヒットしましたが知っていました?

「エノケン」も歌っていた

エノケンこと榎本健一さんも、「モン・パパ」を歌っていたんです!

虎に翼ではエノケンさん的な役は出ていませんが間接的に前作の「ブギウギ」からつながっていますね。

ちなみに歌詞は、本家のジョルジュ・ミルトンが歌ったシャンソンの歌詞とは変わっています。

エノケンさんバージョンもいいです!

昭和7年(1932年)という時代にこの曲はハイカラだったでしょうね!

寅子が披露宴で歌った曲はうちのパパ?

「モン・パパ」が『虎に翼』で取り上げられたことは新たな発見でしたが、実はこの曲は以前から幅広い世代に親しまれていました。

特に、子どもたちに人気のあった「ポンキッキーズ」では、この曲がパフォーマンスの一環として取り入れられ、多くの子どもたちが楽しんでいたのです。

覚えていましたか?思い出しましたか?

歌詞のユーモラスな表現とキャッチーなメロディーが、子どもたちにも大人にも愛されていましたよね。

タイトルは「モン・パパ」ではなく「うちのパパとママとボク」でした。

歌詞も虎に翼で寅子が歌ったものとは違いますが、曲とコンセプトは同じです。

山田のぼるさんが高泉淳子さんが歌ってポニーキャニオンから1994年のCDがリリースされていました。

当然のことながら既に廃盤になっています。

出典:Amazon

ポンキッキーズの「うちのパパとママとボク」のCDはAmazonにありましたが、プレミアム価格でかなり高額になってます。

ま、買う人はいないと思いますが。

寅子が披露宴でこの曲を歌った深い意味

https://twitter.com/asadora_nhk/status/1775735924221169796?s=20

ドラマ『虎に翼』で寅子が「モン・パパ」を選んだのには、深い意味があると思われます。

口癖の「はて?」が物語っていますよね。

寅子は、自身が感じている女性としての生きづらさや、社会における性別による役割に対する皮肉を、この歌を通して表現しましたみたいです

披露宴という華やかな場で、一見ユーモラスに見えるこの曲を歌うことで、彼女の内面に秘めた複雑な感情や社会へのメッセージを伝えたのでしょう。

母親役の石田ゆり子さんも素晴らしいです。

この歌の歌詞がいずれお母さんにつながるのだと思います!

まとめ

『虎に翼』で寅子が歌った「モン・パパ」は、その選曲の背景に深い意味を持っていました。

この曲が過去に「ポンキッキー」で取り上げられていたこともあり、多世代にわたって親しまれている楽曲であることが改めて明らかになりました。

寅子がこの曲を選んだことは、彼女の内面の葛藤や社会への批判的な視点を象徴しており、ドラマの深い層を感じさせる瞬間でしたね!

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