映画ファンの間で話題となっている映画『侍タイムスリッパー』。
その注目の背景には、監督・脚本を手掛けた安田淳一監督の並々ならぬ努力があります。
自主制作映画としてスタートしたこの作品は、安田監督の情熱と苦労が詰まった映画です。
この記事では、安田淳一監督の経歴や『侍タイムスリッパー』制作の裏側、そして彼の苦労人としての一面をまとめてご紹介します。
安田淳一監督のWiki風プロフィールと経歴
安田淳一監督は、単館上映だった低予算映画『侍タイムスリッパー』が面白い話題となり、上映館が続々増え、注目されています。
そんな安田監督はどんな人なんでしょうか？
彼は大学在学中に映像制作の道に進み、卒業に8年かかるほど映像に熱中しました。
現在は、映画監督として活動しながら、なんと米作り農家としても生計を立てています。
まずは、簡単にプロフィールを紹介しましょう。
プロフィール
| 氏名 | 安田淳一（やすだ・じゅんいち） |
| 生年月日 | 1967年 |
| 出身地 | 京都府 |
| 大学 | 大阪経済大学 |
| 主な活動 | 映画監督、米農家、映像制作 |
※小学校、中学校、高校は現段階では不明ですが、分かり次第追記します。
＜SNS＞
| X（旧Twitter） | https://x.com/kumakumax20 |
| https://www.facebook.com/junichi.yasuda.9 |
安田淳一監督の経歴と映画制作の軌跡
安田監督は、1994年に映像制作会社「有限会社ウィズ」を設立し、当初は結婚式ビデオや企業VP、イベント収録などの仕事に従事していました。
2014年には、初の自主制作映画『拳銃と目玉焼』を手掛け、口コミで話題を呼び、全国6都市で公開されるほどの成功を収めました。
続く2017年には、映画『ごはん』を公開。この作品では、自身の米作りの経験を生かし、田んぼや美しい自然を描いた感動作として注目を集めました。
この映画「ごはん」ではクラウドファンディングもしていました。
そして2024年、安田監督の最新作『侍タイムスリッパー』は、まさに彼の集大成ともいえる作品です。
製作費は限られていましたが、監督自身が脚本から編集、さらに照明や衣装のデザインにまで携わり、低予算でありながらも高クオリティな映画を作り上げました。
苦労人としての一面
安田監督のもう一つの顔は、米農家としての生活です。
父親が亡くなった後、実家の米作りを引き継ぎ、映画制作と並行して農業にも取り組んでいます。
稲作の忙しさの中で、映像制作に費やす時間が限られることも多々ありましたが、それでも映画への情熱を失わず、制作を続けています。
彼の多才さは映画制作だけでなく、農業や油そば店の経営にも及びましたが、映画制作が最優先であり、他の事業はどれも苦労が絶えなかったそうです。
特に、油そば店の経営はうまくいかず、より経営が不安定になった時期もありましたが、それでも映画制作を諦めることはありませんでした。
安田淳一監督の映画『侍タイムスリッパー』とは？
侍タイムスリッパーの概要
『侍タイムスリッパー』は、江戸時代末期の武士が現代の時代劇撮影所にタイムスリップし、斬られ役として第二の人生を歩むというユニークな設定のコメディ映画です。
小規模な製作チームで、監督自身が監督・脚本・編集を含む「11役以上」をこなす、まさに自主制作映画の極致と言える作品です。
この映画は、2024年のモントリオール・ファンタジア国際映画祭で最優秀アジア長編映画賞の観客賞金賞を受賞するなど、海外でも高く評価されています。
さらに、スペインのシッチェス映画祭などにも出品予定と、国際的な注目を集めています。
愛車を売ってまで挑んだ『侍タイムスリッパー』
安田監督の苦労話として特筆すべきは、映画の制作資金のために愛車を売ったというエピソードです。
製作費に困窮した安田監督は、映画を完成させるために、文字通り全てを捧げました。
たまたまラジオのJ-WAVEでこの映画のことを「農家を営む監督の苦労話に必見の殺陣のシーン！」として監督のエピソードなども紹介していました。
当初、映画制作にあたっては資金難や撮影スケジュールの遅れなど、数多くの困難がありましたが、東映京都撮影所や出演者たちの協力を得て、何とか完成に漕ぎつけましたそうです。
さらに、完成後も宣伝や配給に苦労し、全国公開までの道のりは決して平坦ではありませんでしたが、SNSを通じた口コミで話題が広がり、上映館が100館以上に拡大されました。
まとめ
「安田淳一監督のwiki風経歴プロフィール！愛車を売って侍タイムスリッパー制作費の苦労人」をテーマにまとめました。
安田淳一監督は、映画制作への強い情熱と苦労を乗り越えてきた監督です。
愛車を売ってでも映画を完成させるという彼のエピソードは、まさに映画業界での「苦労人」としての象徴です。
そして、その情熱は映画『侍タイムスリッパー』に反映され、国内外で高い評価を受けています。
これからの安田監督の活躍にますます期待が高まります。『侍タイムスリッパー』の成功をきっかけに、次回作にも注目が集まることでしょう。
興味を持たれた方は、ぜひ劇場で彼の作品を楽しんでみてはいかがでしょうか。
