2024年7月22日、小林製薬の社長交代が大きな話題となりました。
これまで創業家が歴代社長を務めてきた同社ですが、今回は創業家以外から初めて山根聡専務が新社長に就任すると報じられました。
山根氏の経歴や人柄について簡潔に紹介します。
小林製薬・山根聡専務の経歴 7代目社長に?
小林製薬の会長と社長が辞任し、創業家以外から初めて山根聡専務が新社長に就任すると各メディアが報じました。
社長就任となると
小林家の直系社長は六代目で終わり、七代目で初の血縁関係以外の社長
となります。
山根氏は長年にわたり小林製薬で重要な役割を果たしており、社会貢献活動にも積極的に取り組んできました。
この新たなリーダーシップのもと、小林製薬がどのような発展を遂げるのか注目が集まっています。
経歴は下記です。
1983年(昭58)立命館大の法学部卒
年度 | 経歴 |
---|---|
1983年 | 小林製薬入社 |
2004年 | 執行役員取締役会室長兼成長戦略室長 |
2006年 | 取締役グループ統括本社本部長 |
2011年 | 常務取締役 |
2016年 | 専務取締役 |
2024年 | サステナビリティ経営本部 本部長 |
これまでの経歴からもわかるように、山根氏は小林製薬の成長と発展に大きく貢献してきました。
特に、2017年には「小林製薬青い鳥財団」を設立に尽力したと言われ、評議員に就任しています。
社会貢献活動にも力を入れています。
歴代社長関連はこちら
ついに社長が小林姓ではなくなるという事ですね。
小林製薬・山根聡氏の人柄
山根聡専務はこれまでメディアの露出やSNSなどでの発信もほとんどなく、どんな人かは分かりません。
プライベートに関しては、青い鳥財団関連で少し触れている程度です。
上記の記事の中で、財団を設立したきっかけとして山根氏は下記のように答えています。
個人的な話ですが、私には孫がおります。
孫との関わりを通して子どもの未来を少しでも明るいものにしたい、今の親子をとりまく課題解決は他人事ではないな、と思うことが増えたということもきっかけの一つです。
彼の孫への愛情が、子どもたちの未来を明るくしたいという思いにつながったようです。
青い鳥財団について
青い鳥財団は、小林製薬創立100期記念事業の一つとして2017年に設立されました。
この財団は、障がいや病気を抱える子どもたちとその家族をサポートするために活動しています。
財団の理念は「社会の“あったらいいな”をカタチにする」であり、具体的には以下のような活動を行っています。
- 子どもたちの支援
障がいや病気を抱える子どもたちに対する医療費や生活支援を提供し、彼らが健やかに成長できる環境を整えるための支援を行っています。 - 家族への支援
子どもたちをサポートする家族に対しても、心理的・経済的な支援を提供しています。
特に、病気や障がいを持つ子どもを育てる家族の負担を軽減するためのプログラムを実施しています。 - 地域社会との連携
地域社会と連携し、障がいや病気に対する理解を深めるための啓発活動を行っています。
また、地域のNPOやボランティア団体と協力し、子どもたちやその家族を支えるネットワークを構築しています。
山根氏は、この財団を通じて、子どもたちが明るい未来を描けるような社会を目指しています。
孫との関わりを通して感じた子どもの未来への思いが、青い鳥財団の活動に反映されています。
まとめ
山根聡氏は、小林製薬の創業家以外から初めて社長に就任することとなり、その経歴や人柄が注目されています。
彼の温かい人柄と、子どもたちの未来を明るくしたいという志が、今後の小林製薬の新たな成長を支えることでしょう。
山根氏のリーダーシップのもと、小林製薬がどのような新しい展開を見せるのか、今後の動向に注目です。