ロックバンド「OASIS」オアシスは、1990年代のイギリス音楽シーンを象徴する伝説的なバンドとして知られています。
しかし、2009年に突如解散し、それ以来、ファンは再結成の可能性に期待し続けています。
この記事では、オアシスの解散に至る経緯を振り返り、兄弟間の不仲や他バンドとの対立がどのように影響したのかを簡潔に解説し、さらに現在浮上している再結成の噂について最新情報をまとめてご紹介します。
OASIS（オアシス）解散の理由とは？
オアシスの解散に至る最大の原因は、ギャラガー兄弟の深刻な不仲にありました。
兄のノエル・ギャラガーと弟のリアム・ギャラガーは、バンドの結成当初から緊張関係にありましたが、1990年代後半から2000年代にかけて、その不和は次第に表面化していきました。
ギャラガー兄弟の性格の違いと衝突
ノエルはバンドのメインソングライターであり、リードギタリストとしてバンドを牽引する立場にありました。
彼は非常に計画的で冷静な性格である一方で、リアムは感情的で衝動的、さらに喧嘩っ早い性格でした。
この性格の違いが度々衝突を生み、バンド内での緊張を高めていきました。
オアシスの解散直前、2009年8月のフランス・パリで開催された「Rock en Seine」フェスティバル直前に、兄弟は激しい口論を繰り広げます。
この口論はリアムがノエルのギターを破壊するという暴力的な形でエスカレートし、ノエルはステージに立つことなく会場を去りました。
翌日、ノエルはオアシスを脱退する声明を発表し、これがオアシスの解散を決定づけました。
他バンドとの対立と炎上
オアシスはその音楽性だけでなく、メンバーの過激な発言や行動でも常に話題を提供してきました。
特に、ノエルとリアムは他バンドに対しても辛辣な批判を繰り返し、音楽業界内で多くの敵を作ってきました。
1990年代には、イギリスのバンド「ブラー」との「ブリットポップ戦争」と呼ばれる激しい対立がありました。
ノエルは「ブラーのメンバーがエイズで死ねばいいのに」といった過激な発言をし、これが大きな炎上騒動に発展しました。
このような敵対的な態度は、オアシスのイメージを形成する一方で、バンド内外のストレスを増幅させ、解散の一因となったとも考えられます。
バンド内の創造的な対立
また、ノエルがバンド内での創造的なコントロールを握っていたことも、解散の一因として挙げられます。
ノエルはほとんどの楽曲を作詞作曲しており、リアムをはじめとする他のメンバーは次第に創造的な面での不満を募らせていきました。
特にリアムは、兄の主導権を奪おうとし、自身のブランド「プリティ・グリーン」を立ち上げるなど、音楽以外での活動にも力を入れるようになりました。
これに対し、ノエルはリアムのブランドを軽視する態度を見せ、これがさらに兄弟間の不仲を深める結果となりました。
解散理由は、諸説ありますので、あくまでも一つの説としてご理解くださいね。
オアシス解散後のギャラガー兄弟の軌跡
オアシス解散後、ギャラガー兄弟はそれぞれの道を歩み始めました。
リアムは、解散後すぐにオアシスのメンバーを率いて新バンド「ビーディ・アイ」を結成しましたが、成功には至らず、2014年に解散。以降はソロアーティストとして活動を再開し、2017年にはアルバム『As You Were』をリリースし、ロックシーンに復帰しました。
一方、ノエルはオアシス解散直後から自身のバンド「ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ」を結成し、現在に至るまで精力的に活動を続けています。ノエルは、オアシス時代に感じていた制約から解放され、より自由で実験的な音楽制作に取り組んでいます。
オアシス再結成の可能性は？
リアムは再結成に意欲的な姿勢を見せており、SNSでもその意向を度々示唆しています。
しかし、ノエルはこれまで一貫して再結成に対して否定的な態度を取っています。
ノエルにとって、オアシスを解散させたことは「安堵」でもあり、再び同じ問題に直面するリスクを避けたいと考えているようです。
しかし、2024年8月、兄弟とオアシス公式SNSが同時に「27.08.24」という意味深な投稿を行ったことで、再結成の噂が再燃しています。
これに対し、ファンの期待は高まっており、イギリスのメディアでは「オアシスがデビューアルバム『ディフィニットリー・メイビー』の秘蔵録音をリリース予定」との報道もあり、再結成の前兆ではないかとの憶測が飛び交っています。
再結成になるのでしょうか？
まとめ
「オアシスの解散理由を再まとめ！再結成の噂は現実になるのか？」をテーマにお送りしました。
現時点では、オアシスが再結成するかどうかは依然として不透明です。
兄弟間の不仲や過去のトラブルを乗り越えることができれば、再結成の可能性も見えてくるかもしれませんが、ノエルの現在の心境を考えると、そのハードルは依然として高いと言えます。
それでも、今回の意味深なSNS投稿やメディア報道により、再結成の期待がこれまで以上に高まっているのは事実です。
オアシスが再び一緒に音楽を奏でる日が来るのか、ファンとしては今後の展開を見守り続けるしかありません。
オアシスの再結成が実現すれば、それは間違いなく音楽史に残る一大イベントとなるでしょう。
今後の情報から目が離せません。
