パリオリンピックの開会式は史上初めてメーンスタジアムの外での開催でした。
各国選手団は船に乗り込み、セーヌ川をパレード。
ダンスや音楽などさすがパリって感じの演出でした。
そんな中、ひときわ興味をさらったのがメタルバンドの演奏。
どんなバンドなのかまとめました。
パリ五輪のメタルバンドはGOJIRA(ゴジラ)
2024年7月26日(日本時間27日)に行われたパリオリンピックの開会式で、登場したメタルバンドは、フランスを代表するメタルバンド「ゴジラ(GOJIRA)」です。
彼らはフランス革命の象徴的な歌「ア!サ・イラ!」を演奏し、会場を熱狂させました。
ゴジラの重厚なサウンドと革命歌の融合は、多くの観客に強い印象を残しました。
GOJIRA(ゴジラ)は、オリンピックで初めてパフォーマンスを行ったメタルバンドになりました。
「フランスにはメタルバンドもいるよ」という感じでメタルファン以外にも世界中の多くの方に知られました。
実際、日本のSNS上でも、
オリンピックの開会式にメタルバンド?
と話題になりました。
今回のゴジラのパフォーマンスが、メタルバンドが再び幅広い様々な場所に招かれる門戸を開くかもしれません。
フランスのメタルバンド・ゴジラのプロフィール
結成と初期の成功
ゴジラは1996年にフランス南西部のバイヨンヌで、ジョーとマリオのデュプランティエ兄弟によって結成されました。
2001年にアルバム「テラ・インコグニータ」でデビューし、そのテクニカルで獰猛な音楽性がすぐに注目を集めました。
2005年の3枚目のアルバム「フロム・マーズ・トゥ・シリウス」以降、ゴジラはラム・オヴ・ゴッドやトリヴィアム、チルドレン・オブ・ボドムなどと共にツアーを行い、欧米での知名度を高めていきました。
メンバー | 担当 |
---|---|
ジョー・デュプランティエ | vocal/guitars |
クリスチャン・アンドルー | guitars |
ジャンミシェル・ラバディ | bass |
マリオ・デュプランティエ | drums |
メタル界のスターへ
ゴジラの名声は2008年にリリースされたアルバム「インフリクテッド」でさらに高まりました。
このアルバムはアメリカのビルボード・ヒートシーカー・チャートで1位を記録し、彼らの人気を確固たるものにしました。
2016年にはアルバム「マグマ」がグラミー賞の「最優秀ロック・アルバム」と「最優秀メタル・パフォーマンス」にノミネートされ、国際的な評価を得ました。
最新アルバムと現在の活動
ゴジラは2021年に7枚目のアルバム「フォーティテュード」をリリースしました。
このアルバムも高い評価を受け、彼らの音楽キャリアはさらに輝きを増しています。
環境問題や消費主義に対する強いメッセージを持つこのアルバムは、彼らの深い哲学的な精神性と重厚なサウンドを兼ね備えた作品です。
ゴジラは日本公演もやっていた
ゴジラは2015年のLOUD PARKで初めて日本を訪れ、多くのメタルファンを魅了しました。
その後、2022年7年ぶりとなる今回の日本公演では、大阪と東京の2ヵ所でライブを開催し、再び日本のファンを熱狂させました。
彼らのパフォーマンスは圧巻で、エクストリーム・メタルの真髄を味わえるライブとなりました。
メタルバンドGOJIRAの多彩な魅力
独創的な音楽性
ゴジラは伝統的なテクニカル・デス・メタルのブルータリティと、プログレッシブな楽曲構成を兼ね備えています。
彼らの音楽は、ヨーロッパ的な大仰さと明確なメッセージ性、そして哲学的な精神性を持ち合わせています。
この独自の音世界は、彼らがフランス出身であることを強く感じさせます。
文化的影響
2021年にはクモヒトデ類の新種の化石に「ゴジラ」の名前が付けられました。
英国王立協会が発表してた論文には、バンドのベース奏者にちなんで名付けられたもので、彼らの芸術的な業績と誠実な人柄が称えられた結果と記載されているそうです。
ゴジラは音楽だけでなく、科学界にもその影響を及ぼしています。
まとめ
フランスのメタルバンドはゴジラ!日本公演もしたメタル界ではメジャーバンド!をテーマにお届けしました。
パリオリンピックの開会式で注目を浴びたフランスのメタルバンド「ゴジラ」は、その独創的な音楽性と強いメッセージ性で世界中のファンを魅了しています。
彼らの歴史や日本での公演など、多くの魅力を持つゴジラの音楽を、メタルの世界をぜひ一度体験してみてくださいね。