辺見マリさんは1970年代に人気を博した歌手・タレントとして知られていますが、彼女の人生には大きな悲劇が隠されています。
ザ・世界仰天ニュースで取り上げれ再度注目されています。
神様のお告げを信じた結果、白装束での集団生活を送り、最終的には5億円もの財産を失うという壮絶な経験をしました。
この記事では、辺見マリさんが直面した洗脳の恐怖と、その背景にある白装束団体について簡潔に解説します。
辺見マリが拝み屋や白装束系に洗脳されてしまった経緯
8月13日の日本テレビ系のザ!世界仰天ニュースで、辺見マリさんの衝撃の事実が紹介されました。
1970年、「経験」の大ヒットでセクシーな歌声が話題となり、一躍人気歌手となった辺見マリさん。
しかし、シングルマザーとして2人の子どもを育てながら働いていた彼女に、マネージャーから「神の声が聞こえる」という女性が紹介されます。
これが、5億円を失うという悪夢のような生活の始まりでした。
白装束をまとい集団生活に入り、ギャンブルで金を浄化するという名目で、借金をしてまで資金を差し出す日々。
巧妙に仕組まれた罠と恐ろしいマインドコントロールの真実をコンパクトにまとめます。
洗脳の経緯
1980年代後半、辺見マリさんは精神的に不安定な状態にありました。
離婚や仕事の減少が続き、心の拠り所を求めていた彼女は、元マネージャーの紹介で「神様と直接対話できる」と称する拝み屋Kという人物と出会いました。
拝み屋Kは、辺見さんの悩みや不安を親身に聞くことで信頼を得ていきました。
さらに、家族しか知らない情報を言い当てるなどの手口で、辺見さんはKの言葉を信じるようになり、やがて「神様のお告げ」を完全に受け入れてしまいました。
当初は相談時にお金は必要なかったのに、最初の3万円から徐々に値段が上がり5万になり10万になり、50万円、80万円、100万円に。
ここからどんどんアップ。
お神様のお告げとして、マインドコントロールされさらに高額に。
修行やお告げを聞くことが生き甲斐になっていきました。
白装束での集団生活と「パナウェーブ研究所」?
辺見マリさんが洗脳されていた時期、彼女は白装束というか、白スウェットを着用して集団生活を行っていました。
当時、娘の辺見えみりさんはおかしいと思っていたそうです。
この白装束は、仏教や他の宗教で死や再生を象徴するものですが、辺見さんにとっては精神的な支配の象徴でした。
この白装束の集団生活が関連付けられるのが「パナウェーブ研究所」という団体です。
パナウェーブ研究所は、1990年代から2000年代にかけて日本で注目を集めた宗教的団体で、メンバーは全身白い装束を着用し、電磁波から身を守るためとして集団生活を送っていました。
辺見マリさんが参加していた白装束の集団は、パナウェーブ研究所と非常に似通った特徴を持っていたため、一部では彼女もこの団体の一員だったのではないかという噂が広まりました。
ただ・・・
辺見さん自身はパナウェーブとの直接的な関係を公に認めたことはありません。
ということで、具体的な団体名は現段階では不明です。
辺見マリさんが 5億円を失うまでの金銭的搾取
辺見マリさんが5億円搾取された経緯は、しくじり先生で詳しく紹介されました。
簡単にまとめます。
元男性マネージャーの紹介で出会った「拝み屋K」という女性が、彼女を巧妙に洗脳していきます。
髪はショートカットで普通のおばさんだったそうです。
拝み屋Kは、辺見さんの悩みを親身に聞き、家族しか知らないことを言い当てることで信頼を得ていきました。
やがて、彼女は拝み屋の言う「神様のお告げ」を完全に信じるようになってしまいます。
拝み屋Kは、辺見マリさんに「厄払い」や「神の意思に従う」といった名目で金銭を要求しました。
ギャンブルによる財産の搾取
洗脳が進むと、拝み屋Kは「お金を捨てることで浄化される」といった理由で辺見さんに金銭を要求するようになります。
最初に要求された金額は500万円。
その後、拝み屋Kは、「神様の声が聞こえた」として、辺見さんをカジノに連れて行き、大金をギャンブルに使わせます。
しかし、実際にギャンブルをするのは辺見さんではなく、拝み屋Kとその仲間たちでした。
彼女はただ横で見ているだけで、自分のお金が次々と消えていくのを見守るしかありませんでした。
ギャンブルに負けるたびに「これで浄化できた」と言われ、辺見さんはさらにお金を注ぎ込むようになります。
さらなる金銭搾取と家庭崩壊
ギャンブルで使われた金額は次第にエスカレートし、1回の旅行で1000万円から2000万円が費やされるようになりました。
辺見さんは、貯金が底をつき、生命保険を解約し、宝石や貴金属を売り払い、自宅も売却。
さらには借金までして拝み屋にお金を渡し続けます。
最終的には、ギャンブルだけで4億9000万円が失われ、家族を支えるために貯めていた全財産がなくなりました。
それでも洗脳は解けず、さらに追加で1億4000万円を要求されるなど、被害は拡大していきました。
最初は少額の寄付から始まりましたが、要求は次第にエスカレートし、最終的には5億円に達したいうことです。
その結果、辺見さんは経済的にも精神的にも追い詰められていきました。
辺見マリ白装束洗脳からの解放
洗脳がとけたきっかけ
辺見さんが洗脳から解放されるきっかけとなったのは、拝み屋Aと共に始めたダイエット教室でした。
教室は成功を収めましたが、拝み屋Aが生徒から集めた入会金2000万円を持ち逃げするという事件が発生します。
これにより、辺見さんは初めて拝み屋に対する怒りを感じ、洗脳が解け始めました。
この事件が彼女の目を覚まさせ、長い洗脳からの脱却につながりましたが、その過程で失ったものは計り知れません。
現在の活動
辺見マリさんの現在は、娘の辺見えみりさんやお孫さんとの写真をInstagramにアップしたり、ディナーショーをするなど洗脳も溶けて平穏な日々を送っているようです。
洗脳の恐怖と怪しい団体への注意
ザ・世界仰天ニュースで取り上げた辺見マリさんの経験は、洗脳の恐怖とその結果として何を失うかを教えてくれます。
彼女が洗脳されていた時期の白装束集団生活など疑い深い人でも騙されてします可能もあります。
ただ一般的に怪しい団体は、特異な思想や教義を信者に押し付け、精神的および金銭的な搾取を行うことが多いです。
こうした団体に関わらないためにも、冷静な判断と家族や友人への相談が重要です。
辺見さんもこのInstagramで下記のように語っています。
私の中ではやっと過去の出来事に出来た、騙され事件がテーマです。
世の中はまだまだこの様に騙される方の事件が多く見受けられます。
私なりに少しでもこの経験をこれからもお伝え出来ればと思っております。
気をつけましょう!
まとめ
「辺見マリの白装束での集団生活と5億円失った過去とは?神様のお告げと洗脳に注意!」について紹介しました。
辺見マリさんの白装束での集団生活と5億円を失った過去は、彼女が精神的に追い詰められた時期に起こった悲劇です。
洗脳や宗教的な詐欺行為は、冷静な判断を失わせ、人生を大きく狂わせる危険があります。
彼女の経験を教訓に、同様の被害を避けるためにも、自分自身の判断力を信じ、常に周囲の声に耳を傾けることが大切です。