NHKの朝ドラ、新潟に舞台を移して寅子の新しい生活がはじまっています。
そんな中気になるのが、航一おすすめの新潟本庁近くのハヤシライスが美味しい喫茶店。
涼子さまが働いていたことが分かり注目されています。
この喫茶店のモデルはあるのか?
勝手に考察してみました。
虎に翼・新潟本庁近くの喫茶店のモデルは?
朝ドラ「虎に翼」の新潟編。
寅子は、新潟地家裁本庁で出た欠員を補うため、【填補】という制度で、毎週水曜日に本庁の刑事事件を担当することになりました.
以前から航一(岡田将生)がハヤシライスが美味しいと言っていた喫茶店に行くと、なんと華族の涼子様がいたということで、注目されています。
お店の名前は「Tea Room Lighthouse」
このドラマで取り上げられた喫茶店が新潟でモデルがあるのでしょうか?
同じ名前や類似名の喫茶店はない
まずは、ドラマ上の喫茶店の名前の「Tea Room Lighthouse」「ライトハウス」で調べてみましたが、同じような名前は新潟市では見つかりませんでした。
和名の「燈台」でも調べてみましたが、これもありませんでした。
老舗喫茶店で調べてみた
新潟市内の老舗喫茶店、レトロ喫茶店でリサーチしたみました。
ドラマ上では、昭和27年の春に新潟で新生活をはじめます。
寅子のモデルの三淵嘉子さんが新潟に着任したのは昭和47年です。
ということで、老舗喫茶店を一部ですが喫茶店を調べてみました。
他にもありますが、いずれも昭和48年以降に創業なので、どれも当てはまらない気がします。
店名 | 住所 | 創業年 |
---|---|---|
シャモニー 古町店 | 新潟市中央区古町通5番町591 | 1973(昭和48)年 |
喫茶カンポス | 新潟市東区中山5-21-10 | 1973(昭和48)年 |
香里鐘(かりよん) | 新潟市中央区古町通6-978 富士屋ビル2F | 1976(昭和51)年 |
リサーチ不足もありますが、現在営業している喫茶店では見つかりませんでした。
虎に翼・新潟喫茶店のモデルは閉店した白十字?
新潟市の喫茶店を調べているうちにひょっとしてモデルはこの老舗喫茶店かもというのがありました。
2014年に既に閉店していますが、
創業昭和21(1946)年です。
ということで、
モデルは老舗喫茶店「白十字」ではないかと思います!
では、掘り下げていきましょう。
老舗喫茶店「白十字」の歴史
新潟市中央区古町通6の老舗喫茶店「白十字」は2014年10月5日、約70年の歴史に幕を下ろしています。
このニュースは地域の多くの人々が残念がっていたみたいです。
注目したのは、現在放送中の朝ドラ「虎に翼」に登場する喫茶店「ライトハウス」との類似点です。
「白十字」の歴史に触れましょう。
「白十字」は1946年4月に君スミ子さんの母・市村スイさん(故人)が創業しました。
戦後の混乱期、コーヒーはまだ贅沢品でしたが、医師や古町界隈の旦那衆が主な客層となり、店は繁盛しました。
この点は、戦後の時代背景と重なり、女性が経営していたとうことでドラマの「ライトハウス」も同じ雰囲気を持つことから、共通点が見られます。
また、「白十字」の2階建てのこぢんまりとした店舗は、船室をイメージした飴色の木材が暖かな雰囲気を醸し出しています。
虎に翼のドラマの中でも、暖かく居心地の良い雰囲気が描かれており、訪れる人々にとって憩いの場となっている点で一致する気がします。
「白十字」の感動的なエピソード
「白十字」には多くの感動的なエピソードがあります。
1964年の新潟地震の際、店を休んだのは発生当日のみで、その後は給水車からバケツで水を運び、炭で火を起こしてコーヒーを提供し続けたという話は、まさにドラマの中で描かれる困難を乗り越える姿そのものです。
このような歴史的な出来事が「ライトハウス」のストーリーに反映されているのではないかと思わせるのです。
「白十字」の閉店の背景
「白十字」の閉店の背景には、古町地区の衰退やチェーン店の増加、若者を中心としたコーヒーの楽しみ方の変化があります。
ドラマ内では「ライトハウス」が新たな時代の流れにどう対応していくのかが描かれると思われます。
リアルな「白十字」の状況とリンクする可能性もあります。
「白十字」は、地元の人々にとって単なる喫茶店以上の存在であり、その歴史やエピソードは多くの人々に愛されてきました。
私の推察に過ぎませんが、「虎に翼」の「ライトハウス」が「白十字」をモデルにしているのではないかと思う理由は、以上のような点からです。
違ってたらごめんなさい。
※白十字閉店記事参照 https://blog.goo.ne.jp/since2011my_secret_garden/e/0ea277f73aeeff79ea7967245cc46330
まとめ
朝ドラ「虎に翼」に登場する新潟本庁近くの喫茶店「Tea Room Lighthouse」のモデルについて調査しましたが、現存する店舗の中には該当するものが見つかりませんでした。
しかし、いくつかの要素から閉店した老舗喫茶店「白十字」がモデルになっている可能性が考えられます。
「Tea Room Lighthouse」や「ライトハウス」という名前の喫茶店は新潟市内には見当たらず、新潟市内の老舗喫茶店を調べても創業年が合わないため、現在営業している店舗の中には該当するものがありませんでした。
創業1946年の「白十字」は、戦後の時代背景や雰囲気がドラマの「ライトハウス」と似ており、共通点が見られます。
「白十字」の歴史的なエピソードや暖かな雰囲気がドラマに反映されている可能性があり、また「白十字」の閉店の背景には、古町地区の衰退やチェーン店の増加といった現代的な問題があり、これもドラマ内で描かれる「ライトハウス」とリンクしているように感じられます。
あくまでも考察の範囲内ということでご了承くださいね。